近年、「聞く読書」、すなわちオーディオブックが注目を集めています。
特に忙しいビジネスパーソンや移動時間を有効活用したい人にとって、新しい読書習慣として定着しつつあります。
しかし、聞く読書にはデメリットもあり、これらを理解することが重要です。
本記事では、聞く読書のデメリットとメリット、さらにおすすめのサービスについて詳しく解説します。
この記事を通じて、オーディオブックに対する注意点を理解し、今後の読書ライフに新しい選択肢を加える一助となれば幸いです。
目次
聞く読書のデメリットとは?
聞く読書は紙での読書とはことなり、耳からインプットするためいくつかのデメリットがあります。
以下に主な4つのデメリットを詳しく説明します。
オーディオブックの種類がまだ少ない
オーディオブックの種類は、まだ紙の本や電子書籍に比べて少ないのが現状です。
- 専門書や学術書などのニッチなジャンルが少ない
- 人気の作家や新刊本がすぐにオーディオ化されない
- 古典文学や絶版本のラインナップが限られている
例えば、ビジネス書や小説はオーディオブック化されやすい一方で、専門的な書籍などは見つかりにくいでしょう。
オーディブルやaudiobook.jpは継続的に新しいタイトルを追加していますが、すべての本をカバーするにはまだ時間がかかります。
利用前に、自分が聴きたい本がオーディオブック化されているか確認するのがをおすすめします。
書籍と比べて割高
書籍 / 著者 | Kindleストア | オーディブル |
---|---|---|
告白 / 湊 かなえ | ¥681 | ¥3,000 |
1Q84―BOOK1 / 村上 春樹 | ¥825 | ¥3,500 |
コンビニ人間 / 村田 沙耶香 | ¥660 | ¥3,500 |
多動力 / 堀江貴文 | ¥605 | ¥2,500 |
ジェイソン流お金の増やし方 / 厚切りジェイソン | ¥1,430 | ¥3,000 |
自分を操る超集中力 / メンタリストDaiGo | ¥1,540 | ¥2,500 |
オーディオブックは、通常の書籍や電子書籍と比べて価格が高めです。
その理由はナレーターの起用にかかるコストや、音声の録音・編集・制作に費用がかかるためだと考えられます。
ただし、最近では聴き放題のサブスクリプションを用意しているサービスも多いです。
マギー
頻繁に利用する人にとってはコスパがよくなる場合もあります。
頭に入りづらいことがある
オーディオブックは、視覚的な情報がないため、内容が頭に入りづらいと感じる人もいます。
特に以下のような状況など、頭に入りにくいと感じることも多いようです。
- 複雑なテーマや専門的な内容の書籍
- 図表や画像が重要な役割を果たす本
- 集中力が散漫になりやすい環境(運転中、家事中など)
図表についてはほとんどのオーディオブックでPDFとして同梱されています。
図表を開く手間はかかりますが、オーディオブックを聞きながら図表を見ることはできます。
またオーディオブックが頭に入りにくいと感じる場合でも、環境や使い方を変えれば改善可能です。
≫聞く読書で頭に入らない場合の対処法についてはこちらの記事で紹介しています。
読書ノートが取りづらい
オーディオブックは、物理的な本や電子書籍と違い、読書ノートを取るのが難しいという特徴があります。
- 特定の部分を何度も見返すのが難しい
- 聴きながらメモを取るのは物理的に困難
- 重要な情報やインスピレーションを逃す可能性がある
しかし、最近のオーディオブックサービスでは、ブックマーク機能やメモ機能が実装されているものも増えています。
例えばオーディブルの場合、ハイライト機能で聞き直したい箇所にタイムスタンプとメモを残せます。
これらの機能を活用することで、メモを取りづらい問題はある程度解消できます。
聞く読書のメリット
デメリットがある一方で、聞く読書には多くのメリットもあります。
以下に主な4つのメリットを紹介します。
忙しくても読書ができる
聞く読書の最大のメリットは、忙しい日常の中でも読書時間を確保できることです。
- 通勤時間や家事をしながら聴ける
- 移動中や運動中にも利用可能
- 目を使う必要がないため、寝る前にも楽しめる
例えば、1時間の通勤時間を活用すれば、週に5時間の読書時間を確保できます。
これは、月に1〜2冊の本を読破するのに十分な時間です。
目を使わなくてすむ
聞く読書は目を使わずに楽しめるため、以下のようなメリットが得られます。
- 長時間のデジタルスクリーン利用による目の疲れを避けられる
- 寝る前の読書でも、ブルーライトの影響を受けない
- 画面を見なくて良いので、乗物酔いしやすい方でも安心して使える
特に、デスクワークが多い人や、スマートフォンの使用頻度が高い人にとって、目を休める良い機会となります。
かさばらず移動中でも読書が可能になる
オーディオブックは物理的な本と違い、かさばりません。
- スマートフォン1台で多数の本を持ち運べる
- 旅行や出張時に重い本を持ち歩く必要がない
- 狭い電車の中でも快適に楽しめる
例えば、1週間の出張に行く際も、読みたい本をすべてスマートフォンに入れて持っていけます。
マギー
手を使わずに楽しめるので、移動中の読書には最適です。
プロの声優の朗読で想像が膨らむ
オーディオブックは、プロの声優やナレーターが朗読を担当しています。
小説やエッセイなどは、プロの朗読によって作品の魅力がさらに引き立ちます。
キャラクターの感情やシーンの雰囲気をより豊かに感じられるオーディオブックは、通常の読書とは違った味わいを楽しめます。
おすすめはオーディブル
オーディオブックサービスの中でも、特におすすめなのがAmazonのオーディブルです。
オーディブルがおすすめの理由を3つ紹介します。
オーディブルなら12万冊以上が聴き放題
オーディブルは、月額1,500円で12万冊以上のオーディオブックが聴き放題のサービスです。
マギー
幅広いジャンルの作品が揃っていて、聞いていて飽きません。
人気の書籍はAudible Originalとしてオーディオブック化されることもあります。
他のサービスにはないラインナップを取り揃えているのがオーディブルの特徴です。
ブックマークやメモなど機能が充実
オーディブルは専用のアプリがあり、便利機能が多数搭載されています。
- ブックマーク機能で気に入った箇所を保存できる
- メモ機能で重要なポイントを記録できる
- 再生速度の調整が可能
これらの機能により、効率的な学習や読書が可能です。
≫オーディブルの便利な機能についてはこちらの記事で紹介しています。
初回30日間は無料
Audibleは新規ユーザーに30日間の無料体験を提供しています。
無料期間内に解約すれば費用はかからないので、リスクなくサービスを試せます。
本記事で紹介した聞く読書のデメリットが許容できるかどうかを試す良い機会になるはずです。
マギー
興味のある方は、この機会にぜひ聞く読書を試してみてください。
\初回30日間無料!/
≫オーディブルの評判についてはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
本記事では聞く読書のデメリットとメリットを紹介しました。
私自身は聞く読書のデメリットよりも得られるメリットのほうが大きいと判断し、これまで2年以上オーディオブックを使い続けています。
自分のライフスタイルに合わせて、聞く読書を活用するか検討してみてください。